製品ができるまで
① 木取工程
板の欠点(節の割れ等)を省いて使用部材に荒木取りしたものを、枠組みの基本となる直線と直角を出して、4面プレーナー(モルダー加工)で仕上げを行います。
② NC加工
最近のデザインは柔らかい曲線等、手動ではなかなか風情の出ないものや精度(0.1mm以下)の高いものが要求されている為、現在ではなくてはならないコンピューター(Numerical Control machining)を活用した機械で数値制御により加工精度を上げて部材加工を行っております。当社では最新鋭のNCルーターを駆使して木材加工を行っております。
③ 研磨
多くの単純な面やフラット面は機械で研磨を行いますが、複雑な面や最後の仕上げはどうしても人の手でないと完全に仕上げる事は難しく、良品質なものほど人間の手作業による研磨が要求されます。当社では、よりよい品質を提供する為に、木地研磨は肌触りで最終的な仕上げの確認を行っております。
④ 組立て
色々な部品に加工仕上げしてきた物を組立プレス機械で形を整え、0.2mm以内の精度に組み立てます。
⑤ 塗装 ・ 仕上げ
塗装室は、冬場でも20度の温度と7%の湿度を保って年間同じ条件で色艶が保持されるように統一し、品質の安定と美観を保てるように独自設計した日本でも唯一の設備で塗装を行っております。(四季コンスタントドライルームです)。
⑥ 検品
直射日光が入らず、一番明るい所で一本一本入念に検品を行い、30以上のチェック項目にパスしたものだけが丁寧に梱包され出荷されます。